NHK大河ドラマ「べらぼう」(15)「死を呼ぶ手袋」朝、眠っている蔦重、、、

蔦重が見た夢

朝、台所。かまどには湯気が立ち、まな板と包丁の音。ん?瀬川(小柴風花)?  眠っている蔦重(横浜流星)。 「おまえさん、もう朝だよ!いつまで寝てんだい!」 飛び起きる蔦重(横浜流星)。でも誰もいませんでした。そう 蔦重(横浜流星)の夢だったんですね。瀬川(小柴風花)がいなくなった後、蔦重(横浜流星)は独立して吉原に自分の店「耕書堂」を構えました。瀬川(小柴風花)と一緒に二人で店をするつもりが、さぞかし気落ちしたことでしょうね。でも「作家募集」の張り紙をしたり、明るく精力的に店を切り盛りします。

いっぽう江戸城では

江戸中期、戦(いくさ)のない平安な日々が長く続き、武士としての訓練の場は鷹狩りでした。 第十代将軍家治(眞島秀和)の子、西の丸 徳川家基が鷹狩りの最中に突然たおれ、亡くなってしまいます。城内では田沼意次(渡辺謙)の仕業ではないかと噂が流れます。田沼は平賀源内(安田顕)に調査を命じました。源内は鷹狩りを見ていた百姓から、獲物を逃がした際に悔しがって手袋をかんでいたという証言を得ます。平賀源内(安田顕)は田沼意次(渡辺謙)に手袋に毒が盛られていたのではないかと進言します。田沼意次(渡辺謙)は驚愕します。なぜならその手袋は大奥から頼まれ、意次自身が用意したものだったからです。そんな折、老中首座 松平武元(まつだいらたけちか/石坂浩二)から呼び出しが来ました。険悪の仲だった田沼意次(渡辺謙)は「これまでか」と覚悟を決めます。いままでにない田沼さんの決死の表情に覚悟のほどが伝わってきます。

死の手袋の謎

老中首座 松平武元(まつだいらたけちか/石坂浩二)も詳細を調べて、手袋を手に入れ毒が盛られていたことに気づきます。そして犯人は「そなた以外の誰か」と田沼意次(渡辺謙)に告げます。田沼は驚きます。なぜ自分を疑わないのかと。「そなたであれば手袋はすぐに処分しているはず。お金が第一主義の考え方は好かんが、真相を明らかにせねば」と。そして二人は真犯人を探すことになります。西の丸 徳川家基が死んで一番得をするのはだれか、、、最後に徳川御三家のひとつである一橋治済(ひとつばしはるさだ/生田斗真)の遊びに興じる姿が映し出されます。第11代将軍 家斉の父です。意味深な笑みを浮かべて、、何故なんでしょう、、。

今後の展開は?

今回は蔦重(横浜流星)の登場があまりありませんでした。江戸城内での話が中心でしたね。いまも昔も、政治上の権力闘争あり、たくましく生きる商人たちの姿あり、経済と文化は密接なつながりがあり、現代と少しも変わらないという印象を受けました。今後、もちろん歴史上の事実もありますが「ドラマ」としてどのように描かれるのか楽しみですね。写楽や歌麿などいつ登場するのかワクワクします。そして蔦重(横浜流星)や瀬川(小柴風花)は? 今後二人が出会うことはもうないのでしょうか? だとしたら淋しすぎます。

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